こんにちは。イブです。 (@ibuib__)
OpenSeaでNFTのガス代ってどれくらい発生するの?
相場や、その確認方法も教えてほしい。
とお考えではないでしょうか。
NFTの出品や購入を行うとしても、ガス代が分からないとどれくらい費用を準備していいか、想定できないですよね。
そこで今回は、OpenSeaで発生するNFTのガス代についてまとめました。
NFTの出品・購入時のガス代相場から確認方法まで解説するのでぜひご覧ください。
この記事を読めば、NFT売買に必要なガス代がわかります!
※OpenSeaの始め方はこちらの記事をご確認ください。
→OpenSeaの始め方・使い方
【コインチェックを使っている人は損している】
NFT売買をするならコインチェックは不向きです。
なぜなら、コインチェックにはイーサリアムの販売所しかありません。
販売所はスプレッドが設定されており、3~5%前後は損です。
(50万円分買うと1.5万円も損。)
そのため、取引所のあるhttps://bitflyer.com/ja-jp/を使いましょう。
※日本円に換金するときも損してしまいます。
最短10分で申し込みできるので、事前に作っておきましょう。
OpenSeaで発生するNFTのガス代とは
世界最大のNFTマーケット「Open Sea」では、
NFTの出品や購入を行うと「ガス代」と呼ばれるものが発生します。
これはOpenSeaに限らず、どこのNFTマーケットでも同様です。
このガス代について、主な特徴をまとめると下記の3つ。
さっそくそれぞれについて、解説していきます!
※ガス代について動画で学びたい方はこちら。↓
①取引時に発生する手数料
ガス代は取引時に発生する手数料です。
ガス代 = 手数料と考えてもらって問題ありません。
これはNFTに限らず、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨を取引する際にも発生しています。
ガス代はなぜ必要か?
ガス代が必要な理由を世界最大の取引所である「Binance」から引用すると、
トランザクションを承認し、ネットワークをスパム攻撃からの防御に貢献しているマイナーやバリデーターに対して報酬を与える
引用元:Binance Academy
ためです。
ガス代が無くなると、ブロックチェーンを支えているユーザーが集まらず、ネットワークが動きません。
※上記でいうユーザーはマイナーやバリデーターを指します。
つまり、ガス代はネットワークを動かす人への報酬になっているということです。
マイナーやバリデーターになれば、報酬(ガス代)を受け取って利益を得ることも可能です。(設備や技術が必要ですが)
②チェーンによって相場が異なる
ガス代はブロックチェーンによって相場が異なります。
【OpenSeaで扱われているブロックチェーン】
・イーサリアムチェーン
・ソラナチェーン
・ポリゴンチェーン
例えば、上記はOpenSeaで利用できるブロックチェーンですが、イーサリアムチェーンだけ特にガス代が高いです。
理由としては、イーサリアムチェーンは利用者が多く、取引量も多いためです。
他のチェーンを使ってNFT取引をすればいい?
イーサリアムチェーンのガス代が高いなら、他のチェーンを使えば良いかというと、そうでもありません。
なぜなら、イーサリアムチェーンのNFTが最も売れるからです。
利用者が多いチェーンほど、お金も流れるのでNFTも売れやすい傾向にあります。
売れているNFTコレクションは大半がイーサリアムチェーンですね。
NFTが売れる/売れない理由はこちらの記事でも解説しているのでどうぞ。
→NFTアートが売れない理由5つ【売れた事例から学ぶ】
③タイミングによって変動する
②でチェーンによって取引量が異なり、ガス代相場も変わるという話をしました。
更に、同じチェーンでもタイミングによって取引量は異なるため、ガス代も変動します。
そのため、NFTの出品や購入を行う際も毎回ガス代を確認しておく必要があります。
確認方法については記事後半の「ガス代を確認する方法」で解説しますね。
ガス代が高騰した事例:Otherside
Othersideとは、高級NFTであるBAYCを運営している組織「Yuga Labs」が運営するメタバースです。
このメタバース上の土地がNFTとして販売された際、イーサリアムチェーンのガス代は、数十万円に高騰しました。
下記参考ツイート↓
Gm☀️
— バル (@ballball0305) May 6, 2022
BAYCのメタバース「Otherside」
・55000個の土地
・305APEcoin一律
・3時間で完売
・410億円以上の売り上げ
一時、ガス代だけで80〜180万だってさ🤣
ここまで上昇することは稀ですが、少し高くなっていることはよくあるので、取引時はしっかりとガス代を確認しておきましょう。
OpenSeaでNFTのガス代が発生するタイミング
ここでは、OpenSeaでNFTのガス代が発生するタイミングをまとめました。
大きく分けて下記の5つです。
①~③は出品したい人、④⑤は購入したい人に該当する項目です!
前提:ガス代が発生する際はメタマスクが起動する
「勝手に高額なガス代を支払ってしまわないか不安」という方もいるはず。
そんな方は、「メタマスクが起動した際は注意する」と覚えておけば問題ありません。
ガス代が発生する際は、必ずメタマスクが起動します。
その時にガス代を確認し、問題があれば「拒否」することで意図せず支払ってしまう事を回避できます。
上記だと、総額1.48$と表示されていますが、問題があれば拒否を押せばOK。
ということで、少し話がそれましたが下記についてそれぞれ解説していきます。
①出品する時(初回のみ)
NFTを出品する際、各コレクションの最初だけガス代が発生します。
その為、もし皆さんが自身のNFTコレクションを作成することを考えているなら、出品時のガス代は1度だけです。
2つ目のNFTコレクションを出品する場合は、またガス代がかかります。
購入したNFTを売る場合も同様
購入したNFTを売る場合も「出品する」ことになるのでガス代が発生します。
下記は実際にNFTを出品しようとした際の画面。
上記で「Continue」を押すとメタマスクが起動するのでガス代を確認できますよ。
②購入オファーを受ける時
OpeSeaでは、NFTに対して購入オファーを出すことができます。
オファーとは、購入したいユーザーが、NFT保有者に「この値段で買いたい」とリクエストを送る事です。
NFT保有者は、このオファーを受けるとガス代を負担する必要があるので注意が必要です。
逆にオファーする側はガス代を負担する必要がないのでお得ですね。
下記が実際のオファー画面です。
上記だと、最高で0.021WETHのオファーがきていますね。
③販売のキャンセル時
NFTの販売(出品)を取り下げる場合、ガス代が発生します。
その為、あとから出品を辞めたくならないよう、よく検討してから出品するようにしましょう。
出品する際は各NFTコレクションにつき、初回だけガス代がかかりますよ。
④購入する時
NFTを購入する際、ガス代が発生します。
購入時はOpenSeaで下記画面上の「Complete purchase」を押すとメタマスクが起動するので、その際にガス代を確認しましょう。
⑤購入オファーをキャンセルする時
OpenSeaでは、欲しいNFTに購入オファーを送ることができます。
このオファーは無料で送れますが、キャンセル時にはガス代が発生するので慎重に行うようにしましょう。
オファーでNFTを購入することができたら、購入時のガス代を節約できます。
一方でキャンセルしたら、その際にガス代がかかってしまうということですね。
OpenSeaで発生するNFTのガス代 相場はいくら?
先ほどは、OpenSeaでNFTのガス代が発生するタイミングを解説しました。
ここでは、そのそれぞれについてガス代相場を紹介します。
※イーサリアムチェーンのガス代相場を紹介します。
他チェーンのガス代は基本的に格安なため。
8/7時点で実際に確認した数値を記載しますので参考にしてください!
ガス代が発生するタイミング | ガス代の相場(8/7確認) |
---|---|
①出品時のガス代 | 0.0004ETH(約1$) 前後 |
②購入オファーを受ける時のガス代 | 0.0004ETH(約1$) 前後 |
③販売をキャンセルする時のガス代 | 0.0004ETH(約1$) 前後 |
④購入する時のガス代 | 0.001ETH(約2$) 前後 |
⑤購入オファーをキャンセルする時のガス代 | 0.0004ETH(約1$) 前後 |
※上記は各項目の取引をOpenSeaで実際に行い発生したガス代を記載
ガス代相場は、タイミングによって変動するので目安としてくださいね!
OpenSea 現在のガス代を確認する方法
OpenSeaで発生するガス代について、確認方法を解説します。
実際にこの記事を読んでいる皆さんが「今」確認できるので、リアルタイムでガス代の目安がわかるかと!
その方法はいたって単純で、「実際に取引画面に進んで確認する」こと。
記事前半で紹介した通り、メタマスクで承認しない限りガス代を支払ってしまう事はないので、費用はかかりません。
ということで、実際にガス代を確認してみましょう。
※ここではNFTの出品を例として進めます。
確認にはメタマスクをOpenSeaに接続するところまでを完了させる必要があるので、まだの方は「OpenSeaの始め方・使い方」を参考にどうぞ。
OpenSeaから自分が作成したNFT、もしくは購入したNFTを選択します。
※NFTの作り方は「NFT作品の作り方を徹底解説」を参考にどうぞ。
NFTのページが開いたら、上記画像の右上にある「Sell」を選択。
開いたページにて、出品額を入力して「Complete listing」をクリック。
実際に出品するわけではないので、数値は適当で大丈夫です。
メタマスクが起動するので、ガス代を確認しましょう。
上記だと、0.83$ですね。
ガス代の確認が終わったら下にスクロールして「拒否」を選択すればOKです。
間違えて確認を押さないよう注意してくださいね。(ウォレットに仮想通貨が入っていなければ処理されませんが。)
OpenSeaで発生するNFTのガス代 よくある質問
ここでは、OpenSeaで発生するNFTのガス代についてよくある質問をまとめました。
上記をクリックすると、該当部まで飛ぶので気になるところをチェックしてみてください!
①NFTのガス代を確認する方法は?
OpenSeaで発生するNFTのガス代を確認する方法としては、
実際に取引画面に進んで確認する
のが最も簡単で確実です。
やり方は、記事前半の「ガス代を確認する方法」をどうぞ。
※上記の確認にはOpenSeaをメタマスクに接続できるところまで完了している必要があります。そこまでのやり方は下記記事を参考にどうぞ。
②NFTのガス代が安い時間帯は?
NFTのガス代が安い時間帯は、
日本時間で午前8時~午後2時ごろ
です。
曜日やタイミングによって異なりますが、取引量の多い英語圏が活動的ではない時間帯ですね。
各曜日、時間帯でのガス代は下記サイトから確認できます。
サイトを開いて少し下にスクロールすると下記のようなデータが表示されます。
上記データ上で、濃くなっている箇所ほどガス代が高いです。
日本時間で深夜12時~4時ごろはガス代が高くなる傾向にありますね。
③Gweiはいくら?
Gweiはガス代を計算するときに使用される単位で、
1Gwei = 0.000000001 ETH
です。
NFTを取引する上で覚える必要はありませんので、「小額のETHを分かりやすく変換したもの」程度の認識で問題ないです。
Gweiはギガウェイと読みますよ。
④NFTの出品手数料はガス代以外にかかる?
OpenSeaでNFTを出品する際、ガス代以外に手数料はかかりません。
しかし、NFTが売れた際はOpenSeaに支払う手数料2.5%がかかるので注意が必要です。
NFT転売などにチャンレンジする場合は、この手数料を忘れないよう計算に入れておきましょう。
※NFT転売に興味がある方は、「NFT転売のやり方・始め方を解説」を参考にどうぞ。
⑤NFTのガス代を無料でもらう方法があると聞いた
ポリゴンチェーン等では、チェーンの使用率を上げるために無料でガス代を配布するサイトがありました。
※22/8/7現在は供給がSTOPしている模様
イーサリアムチェーンではガス代を無料で取得する方法はないので、自身で準備が必要です。
まとめ:OpenSeaでNFTのガス代を抑えよう
以上で本記事は終了です。
NFTのガス代は常に変動しますが、実際に取引画面に進むことで誰でも現在の価格を確認できます。
支払いを完了させる必要はないので費用もかかりません。
適切にガス代相場を知って、予算内でNFT取引を行いましょう。
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